現役プロ社畜が解説する、ビジネスマンに刺さる戦国武将名言シリーズ。今回の言葉も、現代の働く私たちに通ずるものがあるのではないでしょうか?コチラの言葉を取り上げたいと思います。
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三尺下がって師の影を踏まず。北条氏直の言葉
この度の言葉は、戦国武将北条氏直の言葉としても知られています。
氏直がこの時代のことわざをまとめさせた、北条氏直時代諺留にこの言葉が遺されているとのことです。
言葉の意味
弟子が師匠の下で学ぶ際に、
敬意を表して自分の影が師匠の影に重ならないように、常に謙虚であること
を意味しています。
氏直がこの時代のことわざをまとめさせた、北条氏直時代諺留に、遺されています。
この言葉はもともと古代中国の僧侶【道宣】の言葉としても知られており、道宣は7尺下がって・・・としています。1尺はおよそ30cm、氏直は師匠に敬意を払い、敬い、決してその影を踏むことのないように、とこの教えを遺しているようですね。
北条氏直の生涯
北条氏直の生涯についてまとめてみましょう。
- 後北条氏の5代目。北条氏政の次男であるが、長男の早死により嫡男扱いとなる。
- 武田勝頼と戦で戦うが決着はつかず。その後、信長の甲州征伐が起こり、武田家は滅亡。
- 本能寺の変が起こり、主のいなくなった甲斐に侵攻、領土を増やす。
- 領土をめぐり徳川家康と争うが、織田信雄の仲裁により、和睦・同盟が結ばれる
- 豊臣秀吉の惣無事令に対抗するように軍備を増強したことが、秀吉に睨まれる理由となる。
- 秀吉に降る腹を決めていたが、部下が秀吉の仲裁した真田昌幸の支城を強奪したため破談。北条征伐の口実となる。
- 小田原征伐が行われ、3か月の後降伏。高野山にて謹慎生活を送る
- 徳川家康を通じて、赦免を続け秀吉に放免されるが、30歳の若さで病死する。
父・氏政は小田原征伐の際に秀吉によって切腹を命ぜられてます。氏直は家康の娘と婚姻関係であったため許されていると言われています。
三尺下がって師の影を踏まず。言葉からビジネスを考えてみよう。
この言葉は、師匠や先輩に対して敬意を払うことや、謙虚な姿勢で学ぶことの大切さを表す言葉です。
ビジネスにおいても、優れた先輩やメンターから学ぶことは非常に重要であり、特に成功したビジネスマンたちは、謙虚な姿勢で学び続けています。会社でも、上司や先輩に対する敬意や信頼がチームワークを向上させることにもつながります。
仕事は一人で行うものではありません。自分たちが現在の地位にいるのは周りの人々のおかげだということを常に認識し、先輩や上司に敬意を払いましょう。
ビジネスにおける意義や重要性について考察する。
三尺下がって師の影を踏まずは、師匠や先輩・上司など、年上や経験豊富な人に敬意を払うという意味が込められた言葉です。ビジネスにおいても、このような姿勢はとても重要です。
- 上司などと信頼関係を築くことで、良い成果を生み出すことができる。
- 相手の意見や考えを尊重することは、ビジネスにおいても重要である。
- 相手の意見を聞くことで、自分自身の考え方を広げることができる。
- 相手の意見を取り入れることで、より良いアイデアや解決策を生み出すことができる。
- 師匠としての立場にある人は、この考え方を伝え育てることが大切である。
自分自身の考えだけて固まってしまうと、思考の幅が増えていくのにも時間がかかります。特に仕事は一人で行うものではないので、どんなときにも報連相です。
名言をもとに師や先輩と信頼関係を築こう。
今回の名言に倣って、信頼関係を築きましょう。
相手に興味を持つ
相手の話をよく聞き、何に興味を持っているか、何を求めているかを理解することが重要です。相手が話をしているときは、目を合わせて相手に興味を持っていることを示しましょう。
質問をする
相手の話を聞いた上で質問をすると、相手の考え方や意見を深く理解することができます。ただし、質問の仕方には注意が必要です。相手を攻撃するような質問や、相手の意見を否定するような質問は避けましょう。特に、質問の質が悪い(初歩的や的を外した内容)と逆効果になる場合があります。
ポジティブなフィードバックを送る
相手の意見や考え方に対して肯定的なフィードバックを送ることで、相手との信頼関係を築くことができます。相手が求めているものを提供することで、相手は自身を理解してくれていると信頼を得ることができます。
自分の意見を述べるときは、相手の意見を尊重する
自分の意見を述べるときは、相手の意見を尊重することが重要です。相手の意見に対して否定的な態度をとらず、自分の意見を述べる際には相手の意見を踏まえた上で、建設的なアドバイスを提供しましょう。
リーダーシップを発揮する
相手との信頼関係を築くためには、リーダーシップを発揮することが必要です。自分自身が示す行動や言動によって、相手が自分自身に信頼を寄せることができるようにすることが大切です。
名言の使い方
名言の使い方を考えてみましょう。
ご馳走してくれる先輩に
ごちそうさまです!三尺下がってお供します!
美味しいものが食べたいとき!そんなときだけは、いつも以上に媚び諂いワンランク上のご飯をごちそうになりましょう!!
まとめ
今回は北条氏直の言葉を取り上げました。言葉そのものは中国の言葉ですが、現代でも通づるものでないかと思います。ビジネスにおいて多くの人は、上司や先輩から物事を教わります。はじめは謙虚に物事を教わっていても、自身が経験を積むにつれて、謙虚な気持ちも薄くなっていくことも多いのかもしれませんね。
媚び諂うわけでなく、感謝と尊敬の念をを以て、日々ビジネスに反映していきましょう。
それでは皆様、よい社畜ライフを。