薩摩の教えから学ぶ、薩摩の五箇条と五段階評。

島津家17代当主「島津義弘」の言葉として、現代も従業員教育や企業理念など、ビジネスの場にも活用されている言葉となります。現代の人材評価に当てはめて一緒に学んでみましょう。

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薩摩藩とは

薩摩藩とは現在の鹿児島県や宮崎県、沖縄県の一部有した外様大藩であり、幕末にも表舞台に立つ重要な藩です。

現代でも「薩摩隼人」の言葉で知られているように、勇ましく素晴らしい武士集団を排出した薩摩藩ですが、その源流は島津義弘の遺した言葉・教えではないでしょうか?

では、この義弘が遺した薩摩の教えとはどのような教えでしょう

薩摩の五箇条・男の順序・評価されるべき順番

薩摩の教え・男の順序では、評価されるべき人を次の5段階で示しています。

何かに挑戦し成功した者

もっとも評価されるのは、何かに挑戦しそれを成し遂げ、成功した者である

簡単に一言でまとまっていますが、とても難しい言葉です。挑戦する事にリスクはつきものです。

しかし、そのリスクを恐れて挑戦をしないこと自体がリスクでもあり、現代ビジネスにおいて評価されるのは結果です。

難しいことにチャレンジし、成功という体験を身につけた者には経験が備わります。

その経験は自信となり、次の挑戦を運んできます。このようなプラスの循環が、人として大きくさせてくれるとなるのです人への思いやりを忘れずに結果を残す、そのような者こそ、最も評価される人材であると言えるでしょう。

何かに挑戦し失敗した者

次に評価されるのは、失敗を恐れず挑戦した者を責めることは出来ない

一生懸命を尽くした結果、失敗した者を誰も責める権利はありません。大切なのはその失敗から何を学ぶか?と言うことです。自身のミスから起きた失敗なのか、単純な力量不足なのか、その答えを知りうるは、挑戦した者自身ではないでしょうか?

一生懸命を尽くした者は悔しくなります、涙が出てきます。

そして、また挑戦できるのであれば、挑めば良い事。現場にフィードバック出来る事ならば、積極的にフィードバックすれば良い。失敗から学ぶことも沢山あります、諦めたらそこで終りです

昔、どこかの先生がおっしゃっていました。

失敗から立ち上がるごとに、強くなっていけると信じています。そんな懸命な人材を評価したいと思います。

自らは挑戦しなかったが、挑戦した人を手助けした者

得手不得手を見極め、成功する為に助力することは、評価されるべきである

他人が挑戦しようとしている。挑戦を挑む者は不安を抱えておいる者も多く、手助けすることは挑戦することと同義であると考えます。誰もが主役でなくても良いと思います。会社にはそれぞれの役割があるのです。

チームの成果・結果が自身の結果でもあるように、後方支援に回ることも大切な事の1つです。このような柔軟性を持ち合わせた人材を評価できる、社内の仕組みを構築していきたいですね。

何もしなかった者

何もしない者は評価されない。自身の可能性を諦めることは、何もしないことと同義である

会社に何もしていない者はおりません。

しかし、新しい物事に挑戦をする思考を持たず、傍観者的立場に陥った者は、少なからずいます。日々のルーティンワークをこなす事を仕事と捉え、自身で満足をしてしまっている。あるいは、自身の可能性に、自分自身で限界値を設定してしまう。このような者を十分に評価するほど、現代の会社や社会に余裕はないのかも知れません。

何もせず、批判している者

最も愚かな者である。可能性への挑戦も諦め、人のことを悪く言うだけの者である。

自身が結果を出すわけでもなく、助力するわけでもなく、傍観者でも無い、このような者はどのように利益を出しているのでしょうか?

会社においてはマイナスの利益を出しているとも言えるでしょう。人の努力を嘲笑い、人の仕事を批判するだけの者。このような者は会社のモチベーションを低下させるもっとも愚かな者です。このような者を評価しようがありません。

他者への悪影響を与える前に、迅速に対処するべきです。

現代を生きる薩摩の教え

薩摩の教えは現在のビジネスにも大いに学ぶことがあり、現代のビジネスにおいては、この薩摩の教えを以下のように表すことができます。

  1. 目標志向性重視:目標を設定し、その達成に向けて全力で取り組むことが重要である。
  2. リーダーシップの重要性:リーダーは、自己啓発を通じて自己成長を促し、周囲の課題を率いて目標に向かって進むことが求められる。
  3. 組織全体の意識統一:全員が目的意識を共有し、一丸となって取り組むことが求められる。
  4. 自己研鑽の重要性:個人の自己啓発が、組織の発展につながることが重要である。
  5. 信念の重要性:強い信念を持ち、その信念を貫くことが、組織や企業において成功するための重要な要素である。
社畜モンキ
社畜モンキ

薩摩の教えは、薩摩藩士が実践したリーダーシップや経営哲学であり、その中心的な考え方は「我々は勝つために生まれてきた」というものです。目的意識を持ち、強い意志を持って目標に向かって努力することが重要であるということを示しています。

薩摩の教えを活かした薩摩藩士

薩摩藩にはこの教えを基に、歴史に名を遺した偉人が多く、その活躍を言い伝えられています

島津斉彬の名言

国中の者が豊かに暮らすことができれば、人は自然とまとまる。

人の和はどんな城郭よりも勝る

西郷隆盛らの志士を育て上げた、幕末の名君としても名高い、薩摩藩11代藩主。

富国強兵策を進めるとともに、外国から新しい概念をどんどんと取り入れ、藩主であるとともに最も新しい可能性へ挑戦していた人ではないでしょうか?

西郷隆盛の名言

「己を尽くして人を咎めず。我が誠の足らざるを常にたずぬるべし。我を愛する心を以って人を愛せ。自己を許すが如く人を許せ。人を責めるが如く自己を責めよ。」

幕末の志士、西郷隆盛の言葉です。

自身のベストを常に尽くし、人に愛を持って優しく接し、自身を厳しく戒める。この言葉の根幹には薩摩の教えがあるように思います。

大久保利通の名言

為政清明(いせいせいめい)

政治のために明るく清らかに、、

大久保利通が残したこの言葉は、利通の座右の銘としても知られており、現代の政治家の多くもこの言葉を用いる事があります。その心は国のため、民のため、政のためにひたむきに向かう利通の心構えを伺わせます。

まとめ

今回は薩摩の教えを取り上げてみました

現代の評価制度の礎でもあるこの教えは、これから時代が移ろうとも変わることなく、語り継がれていくことでしょう。今一度自身の考えをこの教えに当てはめ身を奮わせていきたいように思いますね

それではみなさま、良い社畜ライフを!

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