どの職業や仕事にもストレスはつきもの。しかし、ブラック企業ならではのストレスも・・・プロ社畜がストレスからの心の問題を取り上げてみます。
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ストレスって何？
ストレスとは？
ストレスとは外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態とのこと。日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になり得ます。
引用元：厚生労働省みんなのメンタルヘルスより
人間関係や仕事が忙しいなどもありますが、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、変化であり刺激なのでストレスの原因になる事もあります。
ストレスが溜まる要因
ストレスのがたまる要因として、
- 物理的ストレッサー(騒音や、気候の変化などの外的要因)
- 科学的ストレッサー(大気汚染や環境問題など)
- 生理的ストレッサー(運動不足、睡眠不足、過労など)
- 精神的ストレッサー(人間関係のトラブルなど)
など、さまざまな要因が挙げられます
仕事でストレスが溜まったと言っても、その内容が人間関係なのか、忙しくての過労によるものなのか。ストレスの一言でも様々な要因が考えられます。最も厄介なものが精神的ストレッサーではないでしょうか？
精神的ストレッサー
精神的ストレッサーには人間関係のトラブルや精神的な苦痛、怒り、悲しみ、不安、緊張などがあります。
- 人間関係の問題・・・同僚や上司の問題
- 職務の役割問題・・・職務における適正の問題、能力の問題
- 欲求の問題・・・所有欲、支配欲、権力欲などの阻害
前出の他の要因もありますが、仕事や職場においての主なストレッサーはこの精神的な要因が占めています。
ストレスに強い人・弱い人
ストレスに弱い人は心体にダメージを受けてしまい、心を病んでしまいます。そのような心の病気を克服する為には周囲の家族や職場の理解、友人が手を差し伸べることが重要となってくるのです。
ソーシャルサポートの必要性
ソーシャルサポートとは、会社関係の中でやりとりされる支援のことを指します。健康の維持や各種ストレッサーの緩和などを目的をし、ストレスに弱い人が｢周囲から支えられている｣と認知出来るような働きかけが必要となってきます。
情緒的サポート
共感や愛情の提供を行い信頼関係を構築します。
道具的サポート
形あるものやサービスの提供を行いストレッサーの緩和を図ります。
情報的サポート
問題の解決に必要な情報の提供しストレッサーを除去します。
評価的サポート
肯定的な評価の提供を行う事で自己肯定感を高めます。
企業の現実として、これらの体制が整っていないことが多く見受けられます。職場の余裕が無いと、ソーシャルサポートに回る余裕も無いため環境が悪く,
人材の定着率も悪いままとなります。
ストレスがもたらす心の病気
サポートがなく職場の悪環境を放置したままにすると、様々なストレッサーによるストレスが蓄積し、様々な病気や障害が蓄積していきます
うつ病
心のエネルギーが低下・枯渇して｢憂うつ｣や｢意欲の低下｣などの｢抑うつ｣状態に陥ります
気分が落ち込む・行動するにも面倒・集中力の低下・自信喪失などの意欲の低下に始まり、自責の念や自傷行為にみられる精神状態があります。
身体にも寝付きの悪さ、不眠症、頭痛、だるさなどがみられ適切な治療が取られないと長期化することもあります。
不安障害
ノイローゼとも捉えられることもあり、漠然とした強い不安感から対人恐怖症やパニック障害、強迫性障害など心臓がドキドキと息苦しくなったり、様々な恐怖を感じるようになります。まずはストレスの要因を解明し、ストレスを受けたときの対処方法を会得していくほかありません。
燃え尽き症候群
バーンアウトシンドロームとも呼ばれ、充実感に満ちた仕事をしていた人が突然生きがいを失うと、無気力、抑うつに陥ってしまう状態のことを指します。仕事中心の人によく見られる症状であり、中間管理職などゆとりが無い中懸命に行ってきた結果、この症状に陥ってしまいます。
無気力症候群
サラリーマンアパシーとも言われるストレスに対する一種の逃避行動です。
自分に自信が無くとも勝ち負けにこだわる人が、勝敗に関わる局面をできるだけ避けようと無気力的にあ仕事を拒否する行動を取る様になります。この症状の特徴は仕事以外は通常のままなので、症状に気がつきにくい部分もみられます。
まとめ
仕事の環境におけるストレッサーでは昨今の新型コロナウイルスの影響も多く受けているのでは無いでしょうか？
世界的な人流抑止による経済の停滞・需要減からの爆発的な経済需要。暇なのに忙しいなどの安定しない環境があらたなストレッサーとなっています。
いずれの場合も周囲の環境や家族が不健康状態を見逃さず、ソーシャルサポートを取りつつケアを行う事で、心の問題は少しでも軽くなりそうですね。
それではみなさま良い社畜ライフを！
