カフェラテとカフェオレの違いがわかりますか?コーヒーを語るプロ社畜。

プロ社畜はコーヒーが好きです。みなさんが気になっているコーヒーのうんちくを語ります。ぜひご覧下さい。

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カフェラテが好き

ブラックコーヒーが苦手な方でも、ミルクたっぷりのカフェラテが好きな方も多いのではないでしょうか?

皆様が日頃から愛飲している、カフェラテについて少しうんちくを語ってみましょう

社畜モンキ
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私も日々コーヒーを愛飲していますが、そのほとんどはブラックコーヒーです。でもカフェラテも好きで、旅行先のご当地珈琲屋さんなどを覗いては、いただいています。

カフェラテとは?

カフェラテの歴史

カフェ・ラッテ(Caffè Latte)という語は、元来は「コーヒー・牛乳」という意味のイタリア語である。より発音に忠実に転写すれば「カッフェ・ラッテ」となる。イタリア語では、カッフェッラッテ(Caffellatte)と続けたり、カッフェ・エ・ラッテ(Caffè e Latte:「コーヒーと牛乳」)とも言う。

イタリア・ヴェネツィアにある喫茶店カッフェ・フローリアンが発祥の地。

引用元:Wikipedia

社畜モンキ
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カフェラテの歴史を調べると良く出てきますね。濃いエスプレッソのミルク割りが正しい認識です。コーヒーと一口で呼んでも国ごとの特徴や認識の違いが出ており、イタリア人の認識ではコーヒー=エスプレッソ。日本ではお茶の文化が派生して、ドリップ式のコーヒーが主流となっています。ブラックで飲むのは日本人ぐらいです。

カフェラテとカフェオレの違い

似ているようで実はちがうこの2つ、その異なる特徴を挙げてみましょう。

  • カフェラテは「イタリア」、カフェオレは「フランス」でよく飲まれている
  • カフェラテは「エスプレッソコーヒー」、カフェオレはドリップコーヒー
  • コーヒー豆は深煎り豆を主に使用

社畜モンキ
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どちらもミルク割りですが、カフェラテはミルクの注ぎ方で呼び方変わります。エスプレッソの上にミルクを注ぐカフェラテとミルクにエスプレッソを注ぐマキアート。似ているようでも、味わいが若干変わってきます。

カフェラテの温度がぬるいのはなぜ?

イタリアではエスプレッソに冷たいミルクを注ぐため、ぬるめのカフェラテに仕上がります。スチームでフォームド(加熱)するカフェラテはアメリカ・シアトルスタイルがメジャーです。

このカフェラテは提供温度がもっとも大切です。

ミルク甘みを最も感じられる温度は60~65度

加熱することによりタンパク質が凝固し、風味が損なわれます。

ややぬるい温度帯がミルクの甘みとエスプレッソのほろ苦さが調和する、まとまったカフェラテとして楽しめます。

社畜モンキ
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もこもこのカプチーノはミルクのタンパク質が固まってしまったものです。ラテアートのカフェラテにぬるい印象が多いのはこのためです。一方で大手カフェチェーンでは、統一されたマニュアルによって運営されているため、あっつあつのカフェラテが提供されます。

カフェラテに深煎り豆が多いのはなぜ?

カフェラテもカフェオレも深煎りの豆を使用します。俗に言う【イタリアンロースト】や【フレンチロースト】ですが、どちらも真っ黒な焙煎です。

コーヒーの焙煎は主に8つの段階があり、【イタリアンロースト】【フレンチロースト】は、深い焙煎の上位2種です。

社畜モンキ
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皆様は酸味のあるコーヒーは苦手ですか?コーヒーの評価の1つに酸の評価があります。酸が無いと後口の悪いコーヒーになり、焙煎によって酸の印象が後口のキレに変わって行きます。高品質な深煎り豆は苦さの後にもキレのあるおいしいコーヒーとなるのです。

イタリア、フランスの様なヨーロッパの国々が深煎り豆を多用するのは、主に【】が作用しています。

ヨーロッパの多くの国は石灰質の土壌で育まれた水を使用しています。それらの水は鉱物が多く溶け込んだ硬水であり、日本の軟水に比べて、口に含んだ際に水の印象が大きく感じられます(硬いなど)

コーヒー豆にはクロロゲン酸などの成分が沢山含まれており、焙煎が進むにつれて、その成分は変化していきます。浅煎りのままのコーヒー豆を硬水で抽出すると、香りの成分や酸の成分が反発し合い、とても複雑な味のコーヒーに仕上がります。

深煎り豆はクロロゲン酸などが変化したコーヒーになるので、コーヒー豆自体の酸もほとんど感じられず、硬水との相性もよい焙煎度合いと言えるでしょう。

ヨーロッパの硬水+深煎り豆=美味しいコーヒー

社畜モンキ
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日本の軟水はコーヒーの個性を素直に表現できるので、浅煎り豆などにおいて、きれいな酸と個性を楽しむ事が出来ます。もともとは、お茶の文化が現在のドリップとブラックコーヒーに派生しているとも言えます。その土地や気候風土・文化が影響しているのですね。

世界のカフェラテ

イタリアやアメリカ・フランスとともに、カフェラテ文化が栄えている国がオーストラリア、ニュージーランドです。

フラットホワイトロングブラックなどを、多くのカフェで楽しめるようになりました。今後コーヒーで注目されていく国の1つであることは変わりません。

社畜モンキ
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オーストラリアではスターバックスが苦戦・撤退しているように、コーヒー業界の動向が楽しみですね。ちなみに台湾もコーヒー熱が高く、今後が楽しみです。

まとめ

今回はカフェラテについてまとめてみましたが、多くの他サイトにもこのテーマは取り上げられています。

13世紀頃の羊飼いカルディの始まりから、大航海時代を経て、現在では世界中で楽しまれる飲み物となりました。歴史とともに、現地の風土に適した飲み方が文化的に発展し、今日のコーヒーになっているのかと思います。

歴史好きの観点からまとめてみた今回のブログ、楽しんでいただければ幸いです。

それではみなさま、良い社畜ライフを!

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