他者と差別化した魅力的なブログ運営を行いましょう。ブログ運営での収支の安定化と経営戦略に用いられるPPM理論をブログ取り入れた展開を考えてみます。
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PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)理論とは?
PPMとはボストンコンサルティンググループにより開発された事業連略策定ツールです。企業が多角化戦略を行う上で複数の事業を総合的に判断し、各事業への資源配分を適切に決定する際に利用されます。
いわゆる「花形」「負け犬」「金のなる木」と言った事業の儲けを表わすツールです。ブログ運営に取り入れる事は出来ないか考えてみましょう。
「金のなる木」の重要性
PPMにおいて重要なのは「金のなる木」。この金のなる木が機能していなければ経営もブログ運営も安定しません。金のなる木をもう少し掘り下げてみましょう。
金のなる木とは?
市場成長率が低く、市場占有率が高い、資金流入が資金流出より多い事業
難しい表現のように感じますがいわゆる「儲かっている」事業を指します。
事業を始めたばかりでは開発資金や販促資金がかかり赤字状態です。儲けを出していくにつれて黒字化していきます。安定した運営を続くけて行くためには「金のなる木」を複数持ち合わせる事で、収支の安定化と次の事業への投資を行えるようになります。
花形は代表的な表題やジャンルを獲得できたものの、運営に伴うコストもかかる状態であるため、理想的な儲けが出ている状態ではありません。金のなる木まで生長したブログは費用よりも売上の方が大きいため、「儲かっている」状態になります。複数のブログを運営している方などはこの「金のなる木」を持ち合わせており、次なる金のなる木の為に資本を投入しています。
PPMにおいて金のなる木の存在は大きく、市場占有率が高い=魅力的なブランドと認知されることも多いです。「○○さんのブログはお料理ブログだね」と広く認知される結果、「お料理ブログを見るなら○○さん」となり得ます。
市場成長率・市場占有率とは?
市場成長率とは前年などと比較した際の市場の伸び率を表わす言葉であり、市場占有率は市場規模における商品の売上げを占める言葉となります。
ブログにおける市場
現在のインターネットにおいて検索は必須であり、多くの人がスマートフォンやPCで検索をしていると言っても過言ではありません。Twitterなどでもトレンドと表示されることも多く、ブログやアフィリエイトにおいての市場とは「検索ワード」と定義するとも言えるでしょう。
ブログやアフィリエイトにおける市場は2023年には4,600億円まで成長するとも言われており、この中で自身の「金のなる木」を見つけることも不可能ではなさそうですね。
一方で、市場が大きくなることはライバルも多くなり、市場占有率が思うように維持できません。高い占有率を保つ・獲得していくためにはどのような運営が最適なのでしょうか?
金のなる木を見つけよう
市場占有率を高めていくためには自身の得意なジャンルを見つけること。流行りやトレンドワードは検索数も多く流入にも期待できますが、検索ワードの旬も短く短期的に上昇・下降が見られます。特に人気のあるジャンルはすでに確立されている者も多く入り込めません。ブログ初心者や新参者は限られたジャンルで上位を目指す「ニッチトップ」を目指すと良いでしょう。
中小企業の経営においても大手の資本力にはかないません。自身の得意分野一点突破で市場を確保する差別化戦略やランチェスターの戦略で差別化をおこないます。
人気のジャンルにはすでに確立された大手(人気ブロガー)がおり、検索数の多くを占めています。自身の得意な事柄を探しつつ反応があるものをリライトし検索順位を上げていく、結果上位に上がっていく戦略を取っていくことが金のなる木を見つけていく上で重要な戦略であると言えるでしょう。
まとめ
今回は経営戦略におけるPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)を用いた、金のなる木の戦略を取り上げてみました。当ブログ「ザツブロ。」では、プロ社畜が中小企業における経営戦略や人事マネジメントを取り上げています。これらの戦略は経営のみにならず様々な運営にも応用転換ができます。
また、戦略やマネジメントを学んでいただくだけでも辛いと感じる社畜から、会社や上司へ対し交渉力の強い「プロ社畜」へと成長することができます。今後も取り上げていきたいと思いますので、ぜひ応援の程よろしくお願いいたします。
それではみなさま良い社畜ライフを!