会社人にとって最高のご褒美である有給休暇、みなさまはきちんと消化できていますか?今回は意外と知られていない有給休暇について解説したいと思います
※当ページは一部にプロモーションを含みます
有給休暇とは?
そもそも有給休暇と何でしょう?
正式名称は年次有給休暇 と呼び、業種・業態に関わらず正社員・パートタイム労働者の区分もなく一定の要件を満たしたすべての労働者に対して与えられるものです
厚生労働省年次有給休暇取得促進特設サイトより
付与される条件は
- 半年間継続して雇われている
- 全労働日の8割以上出勤している
この2点を満たしていれば年次有給休暇を取得することが出来ます
有給休暇の仕組み
年に何日有給休暇は発生するの?
有給休暇は毎年与えられるものであり、勤続年数ごとに付与日数は増加します
新卒で入社したとすると、30才前半の頃には年に20日間の年次有給休暇を取得することが出来る計算になります!
年に20日間も取得できるとは!!意外と知られていないかも知れませんね
有給休暇の取り方
会社によって異なると思いますが、基本的には上司に申請の後、許可をいただいた上で休暇を取る方法が一般的です。今日いきなり休みたいから休みます!と言われたらさすがに会社も大変ですね、きちんと会社のルールに従うようにしましょう
ここでの大きな関門は上司の許可です。はんこです。好きなアーティストのライブや友達と旅行に行きたいからと、素直に申し出てすんなりハンコを押してもらえる訳がありません。ハンコを押してもらえるのはありがたいのですが、その都度小言を言われるとたまったもんじゃありません・・・
そんなとき私の場合はちょっとお土産を奮発します。
上司はともかくチームの雰囲気を大事にします・・・ハイ
有給休暇を消化しないとどうなるの?
年次有給休暇10日間以上の労働者がその有給休暇を消化をしないと、事業所が罰金に課せられる可能性があります。その罰金額は事業所に対して課せられるものであり、1人あたりの金額は30万円にも及びます。この罰金は人数に対して課せられるので、取得していない労働者が多いと事業所の罰金額も増えていきます。
ん?ちょっと待ってください・・・
僕は年間20日も有給休暇を消化していませんけど・・?
2018年の働き方改革関連法が成立され、労働基準法が改正されたことにより
翌年4月から
10日以上の年次有給休暇を所有するものは、5日以上その休暇を取得する事を義務とする
施行されました
この点から年間5日以上の年次有給休暇を消化することが義務となりました。この背景には有給休暇取得率の低さや労働事故の問題等があったとされています。事業所としては、この義務を達成するために、各従業員に年に5日有給消化させれば罰金を支払うこともなくなります。
有給休暇の時効は2年。
年度内に消化の出来なかった有給休暇は翌年度に持ち越せます
お!では・・・
5日間しか消化していないので、残りの15日間が5~6年分溜まっているのでは!?
しかし、有給制度には時効があります。時効は2年であり、時効を過ぎると古い休暇から消滅していきます。
ん・・・・
なかなか消化すること自体が厳しそうですね、私の場合も万年30日ストックしている状態です
有給休暇の対象者
既出のであるとおり正社員・パートタイム問わず有給休暇は発生しますが、パートタイム従業員はフルタイムとは少し条件が異なるようです
週4日の勤務でおよそ年間200日、週1回で年間50日となります、それぞれの勤務条件に合わせた有給休暇が付与されるようです
ブラック企業有給休暇あるある
ブラック企業にとって有給休暇とはどのようなものでしょうか?
まともに取得することも難しく、ましてや年間20日なんてもってのほか、過去にプロ社畜が取得した有給休暇をご紹介します
インフルエンザにかかり有給消化する
毎年有給が余っているので、インフルエンザにかかったときに消化しました。今思えばお休みながらお給料があたるのでありがたく感じました
サービス残業でも有給休暇
サービス残業、休日出勤当たり前なのですが、有給休暇消化日にも働いていたことがあります。普段はただ働きなのに、お給料が当たるのでありがたく感じました。
出張の名目は有給休暇
田舎から東京の展示会等や研修へ出向くときは数泊になることがあります。この際は有給休暇を使用している事が多く、お給料が出るのでありがたく感じました
有給休暇を消化してしまっている
それでも、年に1度ほどはどうしてもお休みが欲しい日がありますよね?事前に申請をします。が・・・お前はもう消化してしまっているぞ、おかしいな・・・繰り越し分も消化してしまっているの・・? 会社のシステムの闇深さを感じました。
まとめ
今回は有給休暇を取り上げてみました。
有給休暇をきちんと理解している方も少ないのではないでしょうか?もちろん私の会社ではこの有給を詳しく教えてもらっていません。社畜であることを前提にきちんとした知識を身につけることで、上司は元より会社に対して強い交渉力を持てるようになります
強い交渉力を持った知識・社畜は強い武器です
ぜひ皆様も強い交渉力を持ったプロ社畜として良い一日を過ごしましょう!