転職や就職に気を付けたい離職率の高い業種や職業とは?ブラック企業、ブラック業種を避けて脱社畜を目指しましょう。
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離職率とは
離職率はある時点で仕事に就いていた労働者のうち、一定の期間のうちにどれくらいがその仕事を離れたかを比率として表わす指標です。この値が極端に高ければ、労働者がその仕事に定着しにくく、入れ替わっていくことが常態化していることが含意され、逆に極端に低ければ、労働者がその仕事に定着し、転職や産業間の労働力移動が行なわれにくくなっていることが示唆されます。
離職率と同じ考え方で、逆にどれくらいの労働者がその仕事に残っているかという観点で捉える場合は定着率という表現が用いられます。
離職率の算出法
つまり、この数値が高いほど人材の定着率が低い事がわかります。ブラック企業などは常に離職率が高そうですね、
離職率の高さ -デメリット-
離職率が高いことで様々なデメリットが考えられます
- 求職者(就職希望者・転職希望者)にブラック企業として認知される
- 人事担当者の評価が下がる
- 採用コスト、教育コストが無駄になる
教える側もどうせすぐに辞めていくからと、投げやりな教え方になってしまいそうですね。その結果仕事満足度が低くなり、退職に至る・・・悪循環が生まれてしまします
離職率の高い業種
では実際のデーターから離職率の高い業種を考察してみましょう
新規大学卒就職者産業別3年以内離職率(厚生労働省:平成29年データー参照)
宿泊・飲食サービス業
離職率52,6%
業種平均年収:323万
業種平均年間休日:97.1日
生活関連サービス業・娯楽業
離職率46,2%
業種平均年収:383万
業種平均年間休日:104.6日
教育・学習支援業
離職率45,6%
平均年収:618万
業種平均年間休日:113日
小売業
離職率39.3%
平均年収:505万
平均年間休日:103.5日
医療・福祉
離職率38,4%
平均年収:476万
平均年間休日:109日
社畜調べ
平均年収の高さと離職率が反比例しているように思います。とくに飲食業においては2人に1人は3年以内に辞めてしまっている様ですね・・・
離職率が高い=ブラック企業?
離職率が高いからブラック企業と言うわけではありません
離職率が高い業種でも勤続年数が長い方も多くいます。自身が独立を視野に入れると勉強に最適な環境の場合もあります。
少なくとも前出の数値から
平均年収が離職率と反比例している=年収が低いと満足度が低い
満足度が低いので結果として離職につながる、このことは言えるのかもしれません。
働く目的が収入である以上は労働単価の低い・休日も少ない業種では満足度が低くなるように思います。しかし、教育・学習支援業の様に収入が高くても離職率の高い業種もあります。
離職率の低い業種
厚生労働省の発表により
- 電気、ガス、インフラ事業
- 建築業
- 製造業
- 学術研究・専門・技術サービス業
- 運輸業・郵便業
これらの業種の離職率は9~24%と前出の高い業種の半分以下の離職率であり
中でも電気、ガス、インフラ事業の平均給与は759万と離職率の高い業種の倍近くの年収になります
これらの業種は事業規模も大きいいわゆる大企業の比率が高く年間休日数、福利厚生も安定していると言えるでしょう。
一方でデメリットもあります
- 人気があるため、就職・転職のハードルが高い
- 専門性が高いため、他業種への転職が難しい
- 組織が大きいため出世が困難
- 社内組織が大きいため変化が起こりにくい、社外との交流が少ない
職務内容が専門化されておりスラック(余裕)が無い状態だと不満を感じる方もいます。自身で独立をしたい、会社を起こしたい!等と考えている方には少し窮屈な環境に感じることもあるでしょう。
まとめ
今回は転職に注意という題目で離職率の高い業種をピックアップしました
今自身が働いている環境から外を覗くわけで、どうしても隣の芝生は青く見えます。昨今のコロナウイルスの情勢もあり日々状況は変化していると言えます、その中でも自身が多様化に足るスキルを身につけていければと思います。
よれではみなさま、良い社畜ライフを!