戦国武将名言からビジネスを勉強しよう。大谷吉継「金のみで人は動くにあらず。」

現役プロ社畜が解説する、社畜に刺さる戦国武将名言シリーズ。今回の言葉も現代の働く私たちに通ずるものがあるのではないでしょうか?コチラの言葉を取り上げたいと思います。

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大谷吉継の名言

今回の言葉は義に生きたとされる武将・大谷吉継の言葉として遺されています。

大谷吉継

名言の意味

プロ社畜の解釈では

人は利益だけで動く訳ではない!将たる器が人を動かすのだ!

社畜モンキ
社畜モンキ

関ヶ原の戦いの前に大谷吉継が石田三成に申し上げたようです。それでも三成側に付いたのは秀吉に恩あっての事でしょうね、、、

大谷義継の生涯

秀吉に仕える

近江国に生まれた吉継は秀吉の小姓として召し抱えられます。

秀吉の播磨攻略の際にも、秀吉の馬廻り衆として史実に登場しています。毛利の上月城包囲の際にも尼子軍救出に向かう秀吉の中にその名を確認することが出来ます。その後の三木城攻め、備中高松城の水攻めにおいても馬廻りとして従軍しており、秀吉からの信頼も厚かったと言われております。

本能寺の変後、秀吉と柴田勝家が織田家の主権を争うと、吉継は秀吉の従軍として成果を挙げていき、賤が岳の戦いにおいては柴田側の武将を調略しています。秀吉が関白へ就任すると、吉継は従五位下刑部少輔に叙任され、諸大夫12名の1人として活躍することなり、「大谷刑部」と呼ばれるようになり、その後は越前に2万石を与えられ敦賀城主となりました。小田原征伐・奥州仕置きと活躍を見せ、この頃には5万石の城主となっております。

朝鮮出兵

文禄元年から始まる朝鮮出兵「文禄の役」では、船奉行として船舶の調達・物資輸送に手腕を発揮しいます。文禄の役は秀吉の唐入りの前哨戦といえる侵攻戦であり、日本軍は30~35万の兵を動員しました。吉継は黒田長政とともに3番隊として出航し、その兵数は6000人ずつの12000人であったと残されています。

先発した加藤清正等に続き、侵入した吉継は朝鮮の都漢城を陥落し侵攻する中、明国より救援軍が入り戦局は混乱を極めます。この結果、明皇帝から皇勅が秀吉にもたらされることとなり、吉継は明国側と和平交渉において、活躍をするのでした。

しかし、自身の要求が全く以て無視されている事に憤った秀吉は、再び朝鮮へ兵を向けます。この出兵には朝鮮側の抵抗も強く、困難を極めるとともに秀吉の死により、日本軍は撤退を進めるのでした。

関ヶ原の戦い

秀吉亡き後、豊臣家の石田三成と徳川家康の仲違いが鮮明になります。吉継は家康とも懇意であったため、会津の上杉討伐に立ち上がると、討伐軍に参加するため3000の兵を連れ、三成の居城である佐和山城を訪れます。

三成と家康の仲取り持とうとしますが、反対に三成より挙兵を持ちかけられます。この際3度にわたって無謀であり、三成に勝機なし、金のみで人は動くにあらず」と説得しますが三成の決意は固く、負けると予測を立てながらも息子とともに西軍へ与するのでした。関ヶ原の戦いが始まると、事前に小早川の裏切りを予測し配置していた脇坂安治・朽木元綱・小川祐忠・戸田勝成・赤座直保までもが裏切り、吉継を攻め立てたのです。四面楚歌の中、最期を悟った吉継は、側近の湯浅五助に自身の首を関ヶ原の地に埋めるよう申しつけ、自害します。

寝返った小早川秀秋に対して「人面獣心なり。三年の間に祟りをなさん。」と言い遺すと、合戦から2年後、秀秋は急死してしまうのでした。吉継の祟りかはわかりませんが、吉継の想いが引き金となったのかも知れません。

吉継の病気

吉継を語る上で白い頭巾を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。顔の変形と化膿、膿の噴出などハンセン病と現在は考えられていますが、白い頭巾を被っている事も後生の創作である可能性も否定できません。しかし、その病気に関しては記録が残っており、「吉継が病の治療のために、夜な夜な城下の領民を切り殺して食べている」という噂が立つ程でした。

一方で、梅毒である可能性も高く、噂が残っている事により吉継の病気の信憑性を深めております

名言の使い方

サービス残業、サービス出勤が重なることもあります

金のみで人は動くにあらず、サビ残なども全ては自身のため!

社畜モンキ
社畜モンキ

時間外残業でも自身の成長のためと割り切れば、中々面白いことも発見できます。スキルの習得も出来ると考えればポジティブに考えられそうですね。義を尽くすの一言です。

まとめ

今回は大谷吉継の言葉を取り上げました。

この言葉詳細に解説すると「お前(三成)は地位や金品をもって人を動かすことは得意であるが、戦いにおいて人を動かすのは金や地位ではなく大将の能力と人望である。この2つにおいてお前は家康に遙かに及ばぬ」と諭したようですが声は届きませんでした。

みなさんの会社やお友達に、このように言ってくれる方はおられますか?

厳しい言葉を口にしてくれる方こそ、一生涯の友人として大切になさって下さいね

それではみなさま、良い社畜ライフを!