「仕事ができる」人になりたいと誰もが望むのではないでしょうか?職場においてできる人や上司は何が違うのか?ポイントをプロ社畜が解説を致します。
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仕事ができる人とは?
みなさまの職場に「仕事ができる人」はいますか?
職場の上司、面倒見の良い先輩、成績の良い同僚など具体的にイメージが浮かぶ人はいませんか?
しかし、仕事ができる人の「具体的に何ができる・優れている」を表現するのは難しく、単に「できる人」のカテゴリーに収められています。実際に自身が「できる人」と周囲に認知されるためには、どのような事柄やスキル習得や習熟していけばよいか、取り上げてみましょう。
仕事ができる人の特徴
簡単に仕事ができる人はどのような特徴があるか取り上げてみましょう。
仕事において重要視されるのは意思決定のできる人。この能力が高い人は仕事でも頼られたり、気が付くと社内の重要なポストへと出世しているのではないでしょうか?
意思決定とは?
問題解決等において実施可能な複数の行動の中から、最適だと思うものを選択すること。
複数の選択肢から最適解を選ぶことがどんなに難しいことか・・・選択肢の中に正解があるのか、選択肢がほかにある可能性はないのか?考えるほど難しく感じますが、最適解を選択するために仕事ができる人はどのように選択を行っているのでしょうか?
仕事ができる人は問題解決力が高い。
仕事は常に判断を行い、決断を繰り返していきます。しかし決断に正解は無く、状況に合わせた「答え」(最適解)を提案することがベストです。そして、その「答え」が正しかったかを常に振り返る事が重要です。
「できる人」の多くは正解が無いこれらの「答え」を正しく提案しています。過去の経験や結果から状況に合わせた「答え」を提案することが上手な人が「できる人」と呼ばれているのではないでしょうか?
突発的なトラブルにでも落ち着いて対応する人も「できる人」と思ってしまいます。このような人は問題解決力に長けた人だと思ってしまいますよね。
それでは、正解が無い「答え」を正しく提案するために、大切な事とは何でしょうか?
仕事ができる人は報連相・情報共有を怠らない
仕事は1人で行うものではありません。会社員であれば部署・チームで動くこともあり、上司や同僚がいます。フリーランスでも取引先・クライアントが初めて受注・納品がおこなわれます。会社員であれば情報を共有し、問題があれば解説策を提案・共有する、フリーランスでも取引先などとあらかじめ話し合いゴールを明確にしておくなど、仕事ができる人はよく人と話をし、人の話に耳を傾け、上手に人を巻き込みます。
仕事は報連相に始まり報連相に終わるといっても過言ではありません。些細な情報でも共有することによってミスを未然に防ぐこともあります。
仕事ができる人は推論能力が高い
推論とは推理、推察によって論を進めていくことです。自身の知識と経験をもって頭の中でシュミレートを行う事で、問題解決に最も最適な答えを導き出します。仕事ができる問題解決力が高い人はこの推論能力が高いと言えるでしょう。
ここで重要なことはひらめきです。
ひらめきとは瞬時に考えや解決策が思い浮かぶことであり、自身の蓄積した知識と経験の結びつきによって引き起こされます。すなわちひらめき力の強い人は経験と知識が多いとも言えます。
ひらめき力が高い人は知識のタンスが豊富で、問題解決の際にポーン!と引き出しが飛び出すのですね。引き出しの数が多い方がひらめき力が高いとも言えるでしょう。普段から新聞やテレビ・SNSなど様々な情報や本から情報や知識・経験を得ることも大切だと言えるでしょう。
仕事ができる人は心の知能指数・EQ(エモーショナルインテリジェンス)が高い
EQ(エモーショナルインテリジェンス)とは?
心の知能指数とも呼ばれており、対人関係や感情のコントロールなど、おもに感情に重点を置いた比較的新しい考え方です。
比較的新しい考え方と捉えられていますが、主に5つの能力を上げられています。
自己の自覚・認識力
・自分自身の感情を性格に知ることができる、確認することが出来る。
自己制御・統制力
・自分の感情をコントロールする事が出来る。
社会的自覚・動機付け
・自身の立ち位置を認識し、目標を定めることができる。
他者との関係の制御・共感能力
・相手の感情を理解することができ、相手の感情に共感できる。
無意識のうちに実行している考え方ですが、仕事は1人で行うものではありません。社会的理解・責任と自身の立ち位置を理解した人ができる人と言えるかも知れませんね。
仕事ができる人はコミュニケーション能力が高い
仕事ができる人は高いEQを活かして、周囲との関係性を良好に保っている方が多く見受けられます。「この人のためにがんばろう」や「この人に言われたらしょうがないからやるしかない」と周囲の方を上手に巻き込むことを知っています。
そのような方はEQの中にもある共感能力が特に高い人と言えるでしょう。
共感能力とは
他者の感情や気分を相手の立場になって考えたり・想像したりできる能力
共感能力の高い人は相手や場面において、深い人間関係や信頼関係を築くことができます。このような人間関係が築かれると、仕事が円滑に進みやすいだけで無く、トラブルや問題が発生した際にも強い味方になってくれます。
1人で動くよりチームを動かす、部下を動かす、組織を動かすなど、より生産性を求められる上級管理力や経営層にはなくてならない能力でもあります。
○○さんにいつもごちそうになっているからとか、困ったときには相談に乗ってもらっている、お互いだけの秘密があるなど、依存が度を過ぎない成熟した依存関係にあるとも言えます。上手な人いますよね。
仕事ができない人の特徴
仕事のできる人を取り上げる一方で、仕事ができない人の特徴をあげてみます
- 仕事を完璧に行いたがる、こだわりが強い。
- 仕事に関してマイペース、レスポンスが低い。
- 報連相(ほうれんそう)がない。
- 推論能力が低く、仮設立てができない など
先ほど取り上げた能力の相反するような人でしょう。特に仕事ができない人は1人で抱え込みがちです。締め切りギリギリで完璧なものを仕上げるより、5割の仕上がりで確認するようにした方が良いですね。
仕事ができない人は、ほうれんそうができない
仕事ができない人の中で、最も印象的なのは、ほうれんそうができないことがあげられます。
仕事として、上司や先輩に確認1つ行うだけで良いことが、一人で行動するために不完全で終わってしまう事があります。また、そのような人に限って誤った解釈や、相談する相手を間違えたり、自己都合で物事を片付けてしまうため、結果的に周りの人間が振り回されてしまいます。
少しでも、不安が生じた場合は確認を取るようにしましょう。
仕事ができる人にはできない人の気持ちがわからない
誰しも耳にしたことのあるキーワード。部下や同僚から言われたことがありませんか?
仕事ができる人にはできない人の気持ちがわからない。
結論から申し上げると、できない人の気持ちを理解する必要はありません。できない人の多くは他責思考に陥っている場合が多く、仕事の答えや成果を他人に求めます。
仕事の納期や優先順位を確認せず他律的な動きになるので、プロセスの隅々まで確認と同意を求め他者の手を止め自身のペースに巻き込んでしまいます。結果としてチーム全体のパフォーマンスが落ちてしまうことも少なくありません。
仕事の確認をとることはとても大切なことですが、仮説立てた確認を行うことが大切です。言われたことだけを行っているうちはただの作業員として自身を理解する必要があります。
仕事ができる人やできない人のイメージがだんだんと浮かび上がってきました。しかし、仕事ができる人・できない人にも共通するものがあります。それは一体何でしょうか?
仕事ができる自分・できない自分に自信を持つ
自分は仕事ができない・・・自分は仕事ができる!
この相反する考え方に共通するものがあります。それは「不安や恐れ」です。
できない自分だから不安に思い恐れて何もできなくなる、自分はできると思ってるが本当にできるのか?など、似た感情を持ち合わせても行動に差が付きます。
左側の人から見れば右側の人は仕事ができる人と見えてしまうかも知れません。お互いに思う感情は同じなので行動が異なるだけです。どちらも自信を持って自分のペースで建設的に仕事を行っていけば良いと思います。
自己効力感を高める
自分にもできそうだ!と目標を達成するために自身を持つことを自己効力感と言います。自己効力感が高まるにつれて、自分自身にも自身を持てる様になり、成功体験が積み重なっていき周囲からもできる人と認知されるようになります。
カナダの心理学者アルバート・アンデューラは4つの源泉を挙げています。
達成体験
最も重要な経験で、自分自身で行動して達成した経験。
初心者や新人には小さな経験を達成させる事や、やや困難な目標を成功する事で得られる経験値。
代理経験
他人の成功体験を観察することで、自分にもできそうだと感じたり思わせること。
言語的説得
言語的な励ましによって、自分に能力があることを言語的に説明されること。
言語だけでは効力感が喪失しやすいので、当人も能動的に目標を意識することが大切。
生理的情緒的高揚
一時的な高揚感ではあるが、苦手な場面や事象を克服することで高揚する事。
飲酒などの一時的な高揚も含まれる。
島津家の薩摩の教えに通ずるものがあります。これらの他にも他人から認められる承認や、成功する姿を想像する想像的体験もあります。資格取得は学力的自己肯定感などいずれも経験を得ることで、自己効力感を高めていく事に繋がります。できる人は自然とこのノウハウを持っているとも言えますね。
まとめ
今回は仕事ができる人・できない人について取り上げてみました。過去に私自身も部下に「あなたには仕事ができない人の気持ちがわからない」と言われたことがあります。
仕事ができる人、できない人の違いは皆おなじ「不安や恐れ」が根底にあるのではないでしょうか?
不安や恐れがあのは、自身の現実と理想のギャップを感じているからだと思います。できる人は現在の問題を客観的に見つめ直し、問題に対して不足しているスキルや資格・経験・情報を習得し、より次のステップへと昇華していく建設的なPDCAを回せる人だと思います。
一方で、自分自身はできないとと思う方は客観的に見つめ直し、自分自身の何ができないのか?と一旦振り返ってみる時間もあって良いかと思います。いずれも自身のペースで物事をこなしていきましょう
今ならば当時の部下に、そう伝えることができそうな気がします。
それではみなさま良い社畜ライフを!